「歌がうまくなりたい!」
「独学で自宅でできるボイストレーニングって、どんなのがあるんだろう?」
「もっと高音が出せたらいいのに……」
ボイストレーニングは自宅で手軽にできるので、毎日コツコツと続けることができて着実に歌唱力が上がります。
この記事では、下記のことを紹介していきます。
- 独学で自宅でできるボイストレーニングを知りたい人
- ボイストレーニングで高音を出す方法を知りたい人
- ボイストレーニングの際の防音対策を知りたい人
- 筋トレはボイストレーニングに効果的かをを知りたい人
- ボイストレーニングにおすすめのグッズやアプリを知りたい人
ボイストレーニングで理想の歌声を手に入れたいと考えている方は、今すぐチェックしてみましょう。
ボイストレーニング初心者はここからやってみよう!
「歌が大好きだからボイストレーニングでもっとうまくなりたい!」
でも、ボイストレーニングはどうすれば良いのでしょう?
ボイストレーニングといっても、人それぞれ、色々な声を持っていますし、それに応じて方法も様々です。
まずは簡単な準備から始めることがおすすめですので、解説していきます。
ボイストレーニング前にやるべき簡単な準備
ボイストレーニングでは口や舌、喉だけの練習と思いがちですが、全身の筋肉を使いますので、軽く体を整えてから始めるようにしましょう。
ボイストレーニング前にやると良い準備は3つあります。
- リラックスするためにストレッチをする
- 正しい姿勢を保つ
- 腹式呼吸法を習得する
下記に詳細を説明していきます。
【準備①】リラックスするためにストレッチをする
歌うときは全身の筋肉を使うため、スポーツをする前と同じように準備運動から始めます。
ゆっくり首を回して上下左右に倒すなどして、首周辺の筋肉をほぐしてウォーミングアップをしましょう。
顔の筋肉は口角・頬のリフトアップをして、「い」「う」の口の動きを大きく何度も繰り返します。また、口を大きく開けて舌を出すこともしましょう。
顔と首の筋肉をほぐすことが終わったら、全身の力をゆっくりと抜いてリラックスした状態を保ちます。
【準備②】正しい姿勢を保つ
歌うときは、正しい姿勢を維持することが重要です。
正しい姿勢を維持することで、喉や筋肉が動きやすくなり、過度な負担も受けずに済みます。
立った状態で歌うときは、足を肩幅ほどに開き、背中を伸ばして立ちましょう。顔はまっすぐ前を向き、顎を引いた状態を保つのがポイントです。
また、座った状態で歌うときも、背筋をしっかり伸ばし、顔がまっすぐ前を向いた姿勢を維持するようにしましょう。
【準備③】腹式呼吸法を習得する
歌うときに最適な呼吸法は、「腹式呼吸」です。
お腹を使うので、喉を傷めることなく、安定した声で歌うことが可能です。
腹式呼吸は、鼻から息を吸い、口からゆっくり吐き出すことが基本です。息を吸うときはお腹を膨らませ、吐くときにお腹をへこませます。
ボイストレーニングは腹式呼吸で行いますので、まずは、呼吸を整えるところから始めましょう。
ボイストレーニングを動画でも知りたい!
もっと簡単にボイストレーニングを知りたいという方には、下記の動画をおすすめします。
【初心者向け】このボイトレの基礎をやるだけで歌声が変わる!
現在は、札幌、大阪での個人レッスンの教室を運営し、東京や大阪では定期的にワークショップを開催している本格派のボイストレーナーです。
この動画では、ボイトレの基礎でもある「歌声がすぐに変わる、口のフォーム3つのポイント」について、わかりやすく解説してくれています。
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自宅でできるボイトレ5選
ここからは、実践的に自宅でできる簡単なボイストレーニングの方法を、5つ紹介していきます。
- リップロール
- ロングブレス
- 表情筋トレーニング
- タングトリル
- 発音・滑舌のトレーニング
先述したように、人はそれぞれ様々な声を持っているので、上記すべてを練習する必要はありません。自分の弱点に応じて、適切な練習をしていくようにしましょう。
【ボイトレ①】リップロール
「リップロール」は口を閉じた状態で息を吐き出し、唇を震わせるボイストレーニングです。
- 声帯のリラックス
- 息の量の一定化
- 声帯の筋力トレーニング
上記の効果が期待できて、ほとんど声を出さないので自宅でやっても近所迷惑になりません。
方法は口を閉じて、小さな息を吐き続けて「プルルルル」と唇を震わせます。
うまくできないときは、「両頬を人差し指で押さえる」「唇を横に引っ張る」などするとやりやすいでしょう。
筆者の体験談になりますが、バンドでギターボーカルを長年やっているときに、自宅でギターの練習と一緒にリップロールを取り入れたところ、サビに出てくる地声と裏声の切り替えがしやすくなりました。
マンションに住んでいましたので、大きな声を出さずにできる「リップロール」は、気にせずできてよかったです。
【ボイトレ②】ロングブレス
「ロングブレス」は、歯と歯の隙間から息をできるだけ長く吐くボイストレーニングです。
息の調節に効果があり、声質や声量が安定していきますので、歌うときに声を張り上げてしまう方におすすめです。
ロングブレスの方法は、まずは息をしっかりと吸って、「スー」と声を出しながら少しずつ息を吐き出します。
最初は長く続かない方が多いと思いますが、徐々に時間を増やしていくとより効果的です。
「リップロール」と同様に、「ロングブレス」も声を出さずにできる練習法なので、筆者としては重宝しました。
バンドのライブの際は緊張もあるためか、どうしても声を張り上げがちになってしまっていました。
しかし、「ロングブレス」でトレーニングするようになってから半年ほど経つと、ライブハウスのマネージャーに歌声が安定したと感想をもらえたこともあります。
ボイストレーニングの効果が出るまでの期間は人それぞれですので、あくまでも上記の期間は筆者の場合です。
【ボイトレ③】表情筋トレーニング
「表情筋のトレーニング」は、母音の「あいうえお」の言葉を、声に出さずに大きな口を開けて行うボイストレーニングです。
表情筋トレーニングでは、声が出しやすくする表情を身につけることができます。
声は喉だけの力で出しているわけではなく、口の形や表情によっても声質が大きく変わるのです。
練習するときは、しっかりと口の形を意識して、筋肉を鍛えるイメージで行ってみてください。
声の響き・抜けが良くなる効果がありますので、筋肉が少し疲れる状態になるまで繰り返し続けましょう。
筆者は「表情筋トレーニング」については試していませんが、上記の効果の他に表情が豊かになる効果もあります。
カラオケのときやボーカルオーディションを受けたいと考えている方には、歌以外でも自分を魅力的に演出できていいかもしれませんので、ぜひチャレンジしてみましょう。
【ボイトレ④】タングトリル
「タングトリル」は、巻き舌のような感じで発声するボイストレーニングです。
舌をリラックスできて、発声しやすい口の形を形成しやすくする効果があり、声がこもりがちな方におすすめです。
練習は以下の手順で行います。
- 口を少し開ける
- 舌先を上の歯の根元に当てる
- 「トゥルルル」という音を鳴らしながら舌を振動させる
うまくできないときは、ゆっくりと発声することから始めてみてもいいでしょう。
タングトリルは舌がよく回るようになるため、滑舌を良くする効果があります。
「タングトリル」を実践してみて感じたことは、筆者は歌のときは声がこもるようなことがあまりなかったので、効果がわかりにくかったです。
しかし、意外なところで効果がありました。
今でも生活に役立っていると実感できるトレーニングです。
【ボイトレ⑤】発音・滑舌のトレーニング
滑舌練習では、正しい口の形での発声を身につけることができます。
口の形がキレイになると声の通りやすさが良くなるので、声が出にくい方におすすめです。
発音・滑舌を良くするトレーニングには、早口言葉が最適です。
たくさんの早口言葉に挑戦して、自分が苦手な発音を確認するところから始めてみましょう。
また、早口言葉の練習をする際は、しっかりと口の形を意識すると効果的です。
「発音・滑舌のトレーニング」は挑戦したことがないのですが、滑舌がよくなると明るい印象を持たれて、自信を持って話すことができますので、声優志望の方やアナウンサー志望の方にも向いている練習法だといえるでしょう。
また、「次のカラオケで苦手だけどラップにチャレンジしたい」という方にもおすすめです。
ラップ曲を最後まで歌えると達成感もありますし、カラオケ曲のレパートリーが増えることでもっと歌を楽しむことができるでしょう。
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ボイトレで高音を出す方法
まあまあ歌には自信があっても、音域にお悩みの方は結構いるのではないでしょうか。
曲のサビ部分になると、急に高い音が出てくることが多く、地声で到達するには少し厳しいなんてこともあります。
高い音を綺麗に出したい悩みを解決する「高音を出すときの基本的な注意点」について紹介していきます。
歌うときにしっかりと高音を出す際のポイントは2つあります。
- ファルセットで発声する
- ミックスボイスを習得する
以下に詳細を解説していきます。
①ファルセットで発声する
「ファルセット」とは裏声のことです。
ファルセットで発声するときは、腹式呼吸を意識しましょう。
腹式呼吸でしっかりと息を使い、喉の動きを確認しながら発声することできれいな声を出せるようになります。
具体的な練習方法は、喉を開くことから始めると良いでしょう。
大きく口を開けて、舌の付け根を顎側に下げるようにすると喉が開きますので、そのままの状態で裏声を出します。
また、喉を開いて発声をする際は、腹式呼吸を意識して行うようにしましょう。
高音が出ない原因は喉が閉じていることにありますので、ファルセットの練習を繰り返すことでしっかりとした高音が出せるようになるでしょう。
②ミックスボイスを習得する
「ミックスボイス」は地声と裏声を使って発声する方法です。
地声の迫力を活かしつつ高音を出せることがミックスボイスのメリットで、喉を痛めない歌い方でもあります。
ミックスボイスは「鼻腔共鳴」と「喉を閉じる」練習が最適です。
鼻腔共鳴は、低音・高音の広い音域を発声して共鳴させることができます。
鼻腔共鳴の練習方法は、鼻の頭に手を軽く添えて、口を閉じた状態で「んー」と発声し、鼻から添えた手に伝わってくる振動の感覚を覚えるようにしましょう。
上記の振動の感覚のことを「鼻腔共鳴の状態」といい、「ん」以外の複数の言葉でも同じように響かせられるように繰り返し練習をします。
ミックスボイスができているときは、喉が閉じている状態ですので、喉を閉じるトレーニングも併せてするとより効果的です。
喉を閉じる練習は、口を少し開いてから「あー」と長めに発声し、パッと息を止めます。
このときの喉が閉じる感覚を覚えて、喉を閉じた状態でも発声できるように練習するようにしましょう。
喉を開く「ファルセット」と、鼻腔共鳴で喉を閉じる「ミックスボイス」のトレーニングを繰り返し行うことで、出なかった高音が出せるようになっていきます。
どちらの練習の際も腹式呼吸を意識して行うと効果的ですので、じっくりと取り組んでみましょう。
自宅でのボイトレ防音対策
自宅で声を発するボイストレーニングをやりたいという方は、市販で購入できるアイテムを使った防音対策が簡単なのでおすすめです。
以下に4つの防音対策アイテムを紹介していきます。
遮音シート
遮音シートは、壁の形状に合わせてカットして取り付けることで、遮音性が高くなります。
ハサミで簡単に切ることができるので、手軽にできることが特徴です。
防音壁
壁から伝わる音を防ぎたいときは防音壁が効果的で、パネルをつないで自分の部屋に取り付けることができます。
遮音シートより防音効果が高いですが、費用がかかるところが難点です。
防音カーテン
壁からだけでなく窓からも音が周囲に漏れますので、防音カーテンを使うと効果的です。
シールテープ
ドアの扉とドア枠の隙間をシールテープでふさぐことで、音漏れ対策になります。
ボイトレは筋トレも重要
ボイストレーニングは筋トレも重要な要素といえます。
歌唱力アップをしっかりサポートしてくれる筋肉は「インナーマッスル」です。
なぜなら、息を吸う・吐くことのコントロールは、喉ではなく、インナーマッスルで行っているからです。
呼吸のコントロールは歌声を良くする初歩なので、インナーマッスルを鍛える方法を以下に3つ紹介します。
①プランク
・四つん這いになって、両ひじと両足だけで身体を保つようにします
・お腹をへこませて、腹筋とお尻をぎゅっと締めて太もも裏に力を入れながら、20秒維持します
②バックブリッジ
・仰向けに寝転んで、膝を上げて両肩と両かかとだけで身体を保つようにします
・かかとは、膝の真下に近づくように、お尻を浮かせた体勢で、20秒維持します
・両手を上にあげ、片足を左右順番に、真っすぐ上げて20秒維持します
③サイドブリッジ
・横向きに寝て、身体を浮かし体勢のまま、ひじと足の外側だけで体を保つようにします
・ひじは肩の下にして、身体と床で三角形の形を作ります
・20秒維持して、反対側も行います
自宅でできるボイトレグッズ&アプリ3選
日常的にボイストレーニングに使える、便利なグッズやアプリがたくさん登場していますので活用してみましょう。
自宅でボイストレーニングに役立つグッズとアプリを、3つ紹介していきます。
【グッズ①】ウタエット ウルトラボイス
ウタエット ウルトラボイスを口にくわえて呼吸をすると、自然と喉が大きく開き、しっかりと息を吸うコツがわかります。
また、息をと吐き出すことで腹式呼吸を習得できる練習にもなります。
【グッズ②】UTAET
どれだけ大きな声で歌っても歌声のボリュームを減らしてくれるので、自宅でカラオケ気分を楽しめるアイテムです。
【アプリ①】Smart Metronome & Tuner
「Smart Metronome & Tuner」App Store
Smart Metronome & Tuner – Google Play
リズム感を習得するトレーニングに最適なメトロノームのアプリです。
メトロノームは息を吸うタイミングの把握や、歌いやすい・歌いにくいリズムの把握に活用できます。
チューニング・ドラムマシンも備わっていますので、音程の確認ができて、歌の拍子に合わせてドラムがテンポを刻んでくれます。
「ピッチを外さないようにしたい」「リズム感を鍛えたい」と思っている方にはぴったりなアプリです。
まとめ
今回の記事では、「自宅でできる簡単ボイストレーニング」について解説しました。
ポイントは、
- 声を出さずに、自宅でボイストレーニングは簡単にできる
- ボイストレーニング次第で高音を出すことも可能
- 声を発するボイストレーニングには、お手軽防音対策がある
- 「インナーマッスル」の筋トレは、ボイストレーニングに効果的
- グッズやアプリを活用すると、もっとボイストレーニングが楽しくなる
以上の5点を覚えておくようにしましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ボイストレーニングで、みなさんの理想の歌声を手に入れることに役立てれば幸いです。
- ギターとボイストレーニングの専門教室!
- 教室に通うのもオンラインでレッスンを受けるのも可能!
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そんな方には、自宅でできるボイストレーニングがおすすめです。