- 所属Vtuberになりたいと考えている人
- ダンスや歌、声劇などを行っている人
- タレントとして個性的な特技を持っている人
- 将来的にずっとVtuberとして活動したい人
「企業勢Vtuber」と呼ばれる活動をしたいのであれば、自身が所属したい企業・団体のオーディションを受け、合格することでデビューをすることができます。
しかし、未経験ではどうしてもオーディションを受けることが怖かったり、どうしたら良いのか分からないかと思います。
そこで本記事では、事務所などに所属し人気のVtuberとしてやっていきたいと考えている人、受かるためにはどうしたらいいのかが知りたい人向けに、解説していきます。
Vtuberのオーディションとは
Vtuberオーディションは、事務所などに所属するVtuberをオーディションの形式をとって選ぶことです。
大きく分けて、3つに分類されます。
- 事務所所属タレント
- 団体メンバー
- 企業やイベントのイメージモデル
応募の際に、配信経験やトークスキル、3D配信になったときにダンスと歌ができることも選考の要素となります。
配信活動をしていたことは、特に有利なスキルともなりますので、まずは自身で配信をしてみることもおすすめです。
事務所所属タレント【にじさんじ】
2018年に、いちから株式会社が設立したVtuberグループの先駆けにもなった事務所です。
登録者170万人を超える壱百満天原サロメさんや、ゲーマーとしても人気の葛葉さんなどのVtuberが所属しています。
オーディションに参加するには、1年以上の継続的な配信が可能であることを条件としています。
さらに、ゲーム・歌・イラストなどの個性的な経験を活かし、配信の実績がある人を主に募集されています。
未経験でも募集は可能ですが、未成年の場合は親権者の同意が必要です。
団体メンバー【GuildCQ】
個人勢のVtuberを運営するグループで、事務所ではなく団体という形で活動しています。
VSingerとしても活動している久遠たまさんが所属しているグループで、神話や都市伝説をモチーフにした設定のキャラクターが多数在籍しています。
オーディションは随時開催されており、配信サービスのミクチャやSHOWROOMを利用してのオーディションなど、多種に渡ってオーディションが行われており、活動も個々人がとても精力的です。
オーディションの選考フローや募集要項は、それぞれの募集によって変わるため、詳細を調べる場合は公式のTwitterを見るのがおすすめです。
企業やイベントのイメージモデル【日乃屋カレー秋葉原店公認Vアンバサダー】
秋葉原にある日乃屋カレーでは、2021年から公認Vアンバサダーとして萌々咲ルッカさんのオーディションを開催していました。
2023年2月28日をもって任期満了を迎え、卒業をしてしまいましたが、日乃屋カレー秋葉原店でPRやグッズ販売をして人気を博したタレントでもあります。
他にも、携帯電話などで有名なNTTドコモが主催になっているものや、各種駅の広告モデルを募集しているオーディションもあり、どのオーディションも1名のみが採用されるものが多いです。
選考フローもそれぞれのオーディションごとに設定されていることが多いですが、基本的にはエントリーから始まり、書類と動画での審査、面談があります。
Vtuberオーディションの倍率ってどれくらい?
たくさんのVtuberオーディションが開催されていますが、そのすべてで倍率がとても高い状態になっています。
Vtuberというもの自体、とても人気が高いこともあり、競争率が激しい中から選ばれなければなりません。
そこで、誰もが知っている大手のVtuberオーディションにおける倍率がどれくらいなのかをまとめてみました。
ホロライブ
Vtuber事務所の中でも、TOP3に入るほどに有名な事務所であるカバー株式会社が運営している「ホロライブ」ですが、人気だからこそ倍率がとても高くなっています。
調査したところ、2021年3月に、ホロライブ2期生の大空スバルさんが、ホロライブオーディション(5期生)の倍率を話していました。
配信では、運営公認と記載があるため、とても信憑性が高いものだと考えられます。
その中で言われていたのは、5期生がデビューした2020年8月の倍率は、見ても驚くほど高い1200倍だったとのことです。
Vtuberの人気は今や昔よりももっと高まっていることもあり、現在では1200倍よりも高くなっていると予想されます。
さらに、6期生の鷹嶺ルイさんが、配信中に「倍率が約1500倍だ」と語っていたこともあり、次回からもどんどんと倍率が上がる可能性が高いかもしれません。
バーチャルタレントアカデミー(にじさんじ)
有名なVtuberを続々と排出している「にじさんじ」では、現在は事務所に所属するVtuberのオーディションは行っていません。
しかし、その養成機関である「バーチャルタレントアカデミー」では、毎年オーディションを行っています。
そんなバーチャルタレントアカデミーのオーディションは、倍率が公表されていません。
にじさんじのオーディションは、応募条件が厳しいこともあり、応募者数としては前述のホロライブよりは低いと言われていますが、それでも約1000人はいるとされています。
約1000人の応募者から9名選ばれ、アカデミーの生徒として配信を開始すると考えると、約111.1倍の倍率になります。
応募条件として、週に5日以上の活動スケジュールを確保しなければいけないため、応募者も少なめになったのだと考えられます。
ぶいすぽっ!
Vtuberの中でも、eスポーツ系タイトルをメインにプレイしているメンバーが集まっている「ぶいすぽっ!」は、常設の新規メンバーオーディションを開催しています。
応募条件内で未経験が可能にはなっていますが、所属しているメンバーはゲームの腕がまさにプロ顔負けレベルということもあり、かなり厳しいオーディションになっています。
倍率は公表されていませんが、eスポーツも人気になったことで合格する確率は低いとも言えるでしょう。
選考フローは、他の大手事務所と同じく書類審査や動画審査、面談を経て、ぶいすぽっ!ならではの所属メンバーとのコミュニケーション審査も含まれます。
配信などが未経験でも、誰かと会話をすることが得意な人向きです。
毎年400回以上の声優オーディションを実施しているヒューマンアカデミーが発行している
「オーディション必勝本」を手に入れておきましょう。
無料の資料請求だけで手に入るし、
- 声優事務所の審査員がどんなところに注目しているのか?
- 質問の裏側に何があるのか?
- どうすれば質問される(目に留まる)人になれるのか
ヒューマンアカデミーはかぐや様の藤原書記などで有名な小原好美さん。
リゼロのレムでも有名な村川梨衣さんも出ている実力派スクールになります。
問い合わせ数が多すぎると到着遅れや無くなる時もあるので手に入れておくとベストです(; ・`д・´)
Vtuberオーディションに落ちたそこのあなた
そんな人向けに、Vtuberオーディションに受かりやすくなる対策方法をまとめてみました。
配信の実績を伸ばす
Vtuber事務所や団体メンバーに応募する際、一番見られているポイントとしては「配信活動を行った経験があるか」になります。
未経験でも可と書かれてはいても、応募者で配信実績がある人間と、一切してこなかった人間では、前者を優先的に選考することになるでしょう。
そのため、少しでも配信活動をすることで周りより有利になるため、Vtuberとして活動したい場合は、積極的に配信活動をするようにするのがおすすめです。
審査の段階から熱意を伝えるようにする
オーディションで一番最初に見られることは、「書類審査」です。
そのため、オーディションを担当する人に書類審査の段階から熱意があるかどうかをしっかりと吟味されています。
書類審査は、Vtuberオーディションでは第一関門でもあるため、その段階で大勢の人間の中から光るものを出していかなければいけません。
書類の中でネガティブなことを書いている、インパクトがなくありきたりな内容、誤字脱字が多いなど、要因はたくさんあります。
まずはしっかりと本気であるという熱意を伝え、謙遜しすぎずアピールすることが何よりも重要です。
なりたいVtuber像を明確にする
Vtuberオーディションに書類審査で通ったけれど、その後の面接や動画審査で落ちてしまったという人もたくさんいます。
事務所側から見ると、応募者がどんなVtuberになりたいのか、どんな活動をしていきたいのかを明確にしていなければ、メリットが無いと判断し不合格にするでしょう。
まずは、自身が目指すVtuber像を明確にし、企業側にしっかりと自分を採用した場合のメリットを伝えていかなければなりません。
事務所のイメージや、既存のキャラクターたちと被らない個性的な部分があれば、見てもらえる確率も大幅にアップします。
動画審査では、トークスキルや歌・モノマネなども審査の対象です。
自分のスキルと磨き、なりたいVtuber像を具体的にイメージするようにしましょう。
2024年度 おすすめ3選!
ヒューマン 詳細を見る オーディション本GET | 日ナレ 詳細を見る アイドル声優輩出No.1 | AMG 詳細を見る 在学デビュー200人以上 |
Vtuberオーディションは初心者や未経験でも大丈夫?
Vtuberオーディションは、未経験の応募が可能である場所も多いです。
しかし、他と差を付けたいのであれば、未経験よりは少しでも何か経験をしていた方が合格率は上がります。
そこで、まだ何もしたことが無い人向けに、少しでもあると有利になる対策方法をご紹介します。
書類審査ではポジティブなことを書く
Vtuberオーディションで立ち塞がる最初の壁は、誰もが迷ってしまう「書類審査」です。
ここを適当にしてしまうと、目の肥えたVtuber事務所では一番先に落とされてしまいます。
そのため、書類にはしっかりと自分をアピールできるスキルや、Vtuberになってからやりたいこと、得意なことや自慢できることなどを記載するようにしましょう。
声優オーディションの自己PRどう書くの?内容や書き方【例文あり】
応募動画で手を抜かない
初心者や未経験では、難しいと感じる「動画審査」ですが、Vtuberになってから勉強をしても遅いと言われます。
オーディションでは、書類審査と同様に送られてきた動画も見て判断します。
手を抜いてしまうと、どんなに素敵な声の人でもすぐに落ちてしまうでしょう。
まずは内容を明るくし、自身を採用したらこんなにメリットがあるのだとアピールすること、こんな活動がしたいという意思を出すこと、何かしらの特徴を出していくことがおすすめです。
少しでも配信に触れる
未経験だとしても、何かしらで配信をすることは重要です。
パソコンが無かったとしても、今はスマホで配信ができるアプリも出ているので、それを使用して配信を体験してみることもおすすめです。
少しでも経験することで、配信に対しての覚悟もできるだけでなく、必要となるトークスキルも磨けるかもしれません。
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Vtuberオーディションの闇って?
数々のVtuberオーディションがインターネット上にありますが、すべてが「良いオーディション」とは言えません。
中には、応募者からお金などを搾取するためだけのものも存在します。
どんなことに気を付けたら良いのか、まとめてみましたので参考にしてみてください。
レッスン料金のなどの詐欺
大手Vtuber企業のプロデューサーが教師、必ずデビューさせるなど、様々な方法で応募者を増やし、面談では所属するためにはレッスンに出る必要があると伝えられます。
「必ずデビューさせる」「どんな大手でもレッスンがある」など、いろいろと知ったような口ぶりで話され、そのままお金のかかるオーディションやレッスンに出て高額な金銭を請求されてしまう例がありました。
Vtuberが人気になった昨今では、こういった詐欺が横行しているため、自身が受けようとしているオーディションがどんなものなのか、しっかりと調べることが重要になります。
大量の「中の人」でオーディションする
人気が高くなったVtuberでは、中の人オーディションをすることは珍しくありません。
しかし、たった1キャラクターを奪い合うような形で配信を行い、中の人候補者を争わせることも多々あります。
その場合は、選ばれた1人以外は全員配信を辞め、実績としても公開することを禁止されてしまうといった状態になってしまいます。
企業側のオーディションの仕方にもよりますが、Vtuberになりたいとしても、あまりおすすめする方法ではありません。
健全なオーディションではなかった
応募した当初は普通の企業Vtuberオーディションだったものの、合格後に結ばされた契約では「アダルトコンテンツに出演を確約する」オーディションだったケースも少なくありません。
最初にそういった説明がなく、そのままオーディションをして合格してみれば、実はいかがわしいビデオに出演させられそうになったという声も聞きます。
どういったオーディションなのか、その企業は信用に置けるのかなどをしっかりと吟味し、選択するようにしましょう。
名前を聞いたことがない事務所や、活動を何もしていない会社には注意が必要です。
Vtuberオーディションは高校生でも大丈夫?
Vtuberオーディションは、高校生でも可能な企業はあります。
しかし、どのVtuber事務所・団体でも、必ず親権者の同意が必要です。
Vtuberとしてデビューするに当たって、必須となるのがライブ配信できるスペックが高めのパソコンと、マイクやオーディオインターフェースなどの高価な機材になります。
これらをすべて揃えるのであれば家族との相談をしなければならないため、それが問題なければオーディションに参加してみてもいいかもしれません。
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Vtuberオーディションは男性が不利って本当?
Vtuberオーディションでは、実際に記載されている数々のオーディションを見ると、「女性」と書かれていることが多く、どうしても女性が有利に見えてしまうでしょう。
しかし、だからといって男性が活動できないということではありません。
大手の事務所では性別は関係なく募集していますし、男性Vtuber限定で募集しているところも多数あるので、なりたいVtuber像を見据えたオーディションを選択するのがおすすめです。
まとめ:人気が高いVtuberは、たくさんの人が目指して日々努力しています
- Vtuberオーディションは目的別に開催される
- 多数の中の人からキャラクターを奪い合わせるオーディションも存在する
- レッスン料金詐欺のオーディションには注意する
- なりたいVtuber像を見据えて選択する
- 性別・未経験関係なく合格することができる
- 書類・動画審査では自身のアピールをたくさんする
本気でなりたいと考えている人は、自分の可能性を積極的にアピールしてみてはいかがでしょうか?